仲卸以外の分野に参入、経営変革への取り組み…。今後描く丸進青果の姿|丸進青果株式会社・社長の西脇さんにインタビュー

丸進青果株式会社

2020年03月16日

ーまず、社長になるまでの経緯を教えてください。

西脇:学生のときから音楽が趣味で、ドラムで生計を立てたいと考えていたんです。しかし、「いずれは父親の会社を継ぐんだよ」と幼い頃からずっと聞いていたので、いつかはそうなるのかなあとも思っていました。

結果的に、東京でドラムをやりながら、東京青果の築地で働くことにしました。生意気ながら、プロになった後に会社を継ごうと考えたんです。セリなどをやりながらバンド練習をして、ドラムのプロになるための試験で最終審査まで行きましたが、残念な結果に終わりました。 来年また挑戦しようと思っていた矢先、父が他界しました。

それをきっかけに、ドラムのプロの夢は置いておいて、会社を継ぎました。 父の他界後、野菜でも果物でも仲卸で日本一の会社になりました。せっかくそのような大きな基盤を受け継いだので、今後も会社を変化させて伸ばしていきたいと考えています。

ー社長というトップの立場になり、どのようなことを意識してきましたか?

西脇:中学高校の頃は、統率係みたいな仕事をよくやっていましたね。しかし、父が他界してからはガラッと変えて、エゴを捨てて上司のためにひたすらがんばるスタンスでいました。

テレビだと能力で上司を追い抜く場面などがあって、それが「かっこいい」となるのですが、普通は上司が部下を上に引っ張ってくれます。実際、青年会議所という組織に入って先輩に尽くしていると、どんどん役がついていき、最終的には理事長のポジションをいただきました。

トップの行動は、「自分のために」ではなく「組織のために」でなくてはなりません。常に組織の未来を考え、知恵を使って、いろいろなことを提案することが大切なんです。

ー野菜と果物で日本一になるために、どのようなことをやってきましたか?

西脇:社員に継続してもらうことです。 はじめのうちは、仕事に不満を言う人が1人現れると、それが派生して一斉に辞めていくという事がよく起こっていました。会社はみんなのモチベーションで保たれているので、悪い噂があるとそれに流されてしまいがちなんですね。

それを防ぐために強烈なリーダーシップを持った人間が必要で、父や当時の番頭がそれに当たりました。その2人はなにかあると相手を呼び出して、怒ったりせず、相手が納得するまでゆっくり丁寧に紐解いて説得するんです。だいたい人間は、4時間以上しゃべっていると、我慢できずに本音が出てきてしまうんですよ。

そうやって人を動かすのに長けていたので、社内が分裂せずにここまで続けてこれたのだと思います。 会社を継続させるために、なにを使ったら良いのか、誰になにをさせればいいのか、常に考えて経営してきました。しかし、今後は継続重視よりは爆発的に伸ばそうと考えています。

ーこれから会社をさらに伸ばしていくために、どのようなことをされるのか教えてください。

西脇:まずは会社の未来を考えて、そのビジョンと今のギャップを埋める準備をします。

社長になったとき、藁をも掴むような気持ちで数々のセミナーに参加しました。営業を朝の3~4時にやりつつ、土日は飛び込みでセミナーを受けて…。とにかく必死でした。

しかし、目標があったからこそがんばれて、知識を得てここまで来られました。これから会社は自動経営に向かっていくので、それに向かってがんばっています。

ー今後の具体的な展望はありますか?

西脇:卸売・仲卸の能力を起点に、どんどん派生した事業をやっていきたいです。

というのも、仲卸だけで爆発的に伸びるのには限界があります。冷凍商品や外食産業などの中食があるゆえに、スーパーマーケットで仕入れたものを買って家で調理する機会は、次第に減っていきます。ゴミの有料化で、調理の際に出る生ゴミが嫌がられるようになったのも一つの要因です。

そのため、今後は市場の垣根を超えていきたいです。たとえば今考えているのは、農業を会社勤めのような働き方にすること。これが成功すれば、市場のものを世界に輸出するビジネスモデルが確立できると思いますし、農業や日本の産業を活性化していくために必要なことだと思います。

また、会社の働き方の変化に備えて、自動化を進めていきたいです。うちの会社がなにもしなくても稼げるようになると、他社は勝てません。だからといって対立するのではなく、「一緒にやりましょう」と連携するような形で、ビックリするような未来を実現したいです。

ーこれからも会社は伸びていきそうですね。

西脇:しかし、会社が大きくなること自体が目的ではないです。会社が大きくなるのは、社会に尽くした結果だと思います。私は世の中にとって良いことをやっていきたいし、社員みんなが誇りに思う会社にしていきたい。

そのためには、売上や利益のためではなく、社会のために新事業を展開していくことが大切だと思います。

丸進青果株式会社

丸進青果は、野菜や果物を扱う“食”の専門商社です。 1958年の創業以来成長を続け、仲卸同業他社の中では、日本一の売り上げを誇ります。関連グループ会社の 売り上げを合計すると280億円を超え、今では300億円に届く勢いです。事業の多角化も進めており、新たな農業モデルの確立を目指すファーム事業も開始いたしました。 私ども丸進青果は、60年を超える経験のノウハウ化と最先端のデジタル技術を導入してお客様への価値を増大する経営基盤の整備を進め、100年後まで続く企業を目指して邁進しています。

愛知県西春日井郡豊山町大字豊場字八反107


  • 業績が安定
  • UターンIターン歓迎
  • 転勤なし
  • 若手が活躍
  • 地元産業に貢献

この会社の他のフィード記事

すべてを見る

RECOMMENDED FOR YOU

あなたにオススメの他の企業

TOP

24時間以内に開催される予約済みのイベントがあります!
忘れずに詳細をチェックしよう!

2019年4月5日(金)開催!